ミニッツはトイラジなのか?

チーム・ガムがいつも遊んでいるミニッツは出荷状態で組み立て済になっています。送信機の付いたセットも売っています。ミニッツスポーツという送信機付きのセットで実売価格が12,000円前後です。じゃあミニッツはトイラジなんだな・・・となりますね。でも違います。ミニッツはいくらでもチューニングができるのです。もちろん送信機も一部ですが高級機を使用可能です。ミニッツは京商という会社がRCの普及を促進するために全力を挙げて世に出した本格的なホビーRCなのです。

※ミニッツスポーツは、元からあるミニッツレーサーをもっと手軽に楽しめるように後から発売された初心者向けのセットです。

ミニッツには4種類のモーター搭載方法があります。そしてどれを買っても後から別の方式に変更できるようになっています。更にホイールベースも3通り選択でき、多彩なボディを搭載できるようになっています。ボディの種類は既に100を超えています。ヴィッツやフィットなどの親しみのあるものから、絶対に実車では買えない超スーパーカーまで迷い出したらキリがありません。
これらに加えてAWD(4WD)やF1・モンスター・オーバーランドと呼ばれるオフロード車からバギーやバイクまで、ミニッツだけでひとつの世界が拡がっています。

ミニッツの動力(バイクを除く)は単4型バッテリーを4本使用します。乾電池でも走りますが何度も走らせるには充電式のバッテリーの方がかえって経済的です。4本で700円位から購入可能です。充電器も3,500円程度のものでも十分な性能があります。電気屋さんに売っている充電器とセットのバッテリーを買うと充電に非常に時間がかかるので、RC用の急速充電器を買うようにしましょう。もちろんもっと高額で高性能な充電器も使用可能です。
初めてミニッツを購入する時は、送信機付きのセットとバッテリー・充電器は最低限必要になります。バッテリーは繰り返して充電すると劣化しやすいので何セットかあると良いでしょう。それでも総額は20,000円を超えないはずです。これがもっと大きな1/10サイズなどになると、初期投資で50,000円以上になってしまいます。
ちなみにミニッツのサイズはメーカーは1/27と謳っていますが1/24のプラモデルとほぼ同寸です。これは一般的なミニッツレーサーの大きさで、F1やバイクなどはスケールが異なってきます。それでもとても小さいですけどね。

ミニッツを買ったら最初に行うチューニングはボールベアリングの装着です。市販の状態では軸受けがプラスチックなのでガタも大きく、走っている内に穴が徐々に広がりさらにガタが出ます。それをボールベアリングにしておくことで回転がスムーズになりどれだけ走っても精度を保つことができるようになります。走行時間も増えて練習に打ち込めるようになります。ベアリングは普通のミニッツレーサー用7個入りで1,500円前後です。

とにかく買った直後はたくさん走らせたいものです。でもリビングなどで走らせていても上達はしません。ちゃんとしたコースでちゃんとしたタイヤを使って練習するようにして下さい。チーム・ガムはいつでもあなたのミニッツデビューを応援します。ガムのコースに来れば買う前に体験走行もできるようになっています。

ミニッツをちゃんと走らせるためのもう一つの重要なファクターにタイヤがあります。セットに最初から付いているタイヤはあまりグリップしないので練習になりません。オプションで10番から60番まで10刻みであって数字が少ないほどグリップします。さらにトレッド面はスリックとラジアルがありますので路面に合わせて選ぶと良いでしょう。またミニッツのコースはカーペットとウレタンがあり使用するタイヤが異なります。チーム・ガムのコースはカーペットなので普通は前輪30番・後輪20番を装着します。慣れないうちは前輪40番・後輪30番でも良いのですができるだけ早く30/20で走れるようにした方が良いですね。
タイヤは4本入りで500円前後で売られています。減ってくると直径が小さくなり速度の伸びが無くなってきます。グリップ力にも変化が生じます。なかにはあえてすり減ったタイヤを好んで使用する人もいます。
またラジアルタイヤには回転方向があるので注意が必要です。

このようにミニッツは他のRCと違ってランニングコストをかなり節約できます。唯一キツいのはボディの価格ですが、それでも3,500円程度なので色んなボディを楽しむことも容易です。またホワイトボディといって、未塗装のボディも2,000円前後で販売されていて自分の好きなカラーリングを楽しむこともできるようになっています。