楽しいのか苦しいのか・・・RC人生

RCはある程度うまくないと楽しくないかも知れません。

誰でもRCを始めたばかりの頃は、うまくなりたい一心で必死に練習します。でもなかなか上達ってしないもんです。特にクルマと違ってヘリや飛行機などの空モノのRCは落としたら大金がパーになる事もあり、練習も恐る恐るやってしまいがちです。陸モノでも空モノでも最初の内は誰か指導者がいる事が上達の近道です。
ショップの常連の人と仲良くなれれば、あなたのRCライフは加速度的にハッピーになっていきます。でも・・・声をかけるのってとても勇気が必要ですね。

RCを既に楽しんでいる人の殆どが「もっとRC人口が増えればいいな」と思っています。仲間はいくら多くてもいいもんです。でもその人たちから「教えようか?」と声を掛けてくることはまずないでしょう。ここはひとつ勇気を振り絞ってあなたから声を掛けましょう。「初めてなんで教えてもらえますか?」たったこれだけでいいんです。殆どの人は親切に教えてくれます。でも一緒に遊ぶのはもっとうまくなってからです。

RCの上達のコツはもちろん練習ですが、それと同等かそれ以上に重要なのはセッティングです。ちゃんとセッティングされていないRCは、上級者でもコントロールできません。
クルマのRCで言えば

・ちゃんと左右が同じになっているか

・前後のバランスが取れているか

・回転部が渋くなっていないか

・路面に合ったタイヤを使用しているか

など、いくらでもあります。この辺の基本的な事ができていないのに先輩たちの真似をして高価なパーツを付けてもかえって操縦し難くなるだけなのです。先輩たちに最初に聞くのは、これらの基本的なセッティングにしましょう。それから工具も重要なファクターとなります。

初心者はどうしても安い工具を使いがちですが、ちゃんとしたセッティングをしたいなら、RCでずっと遊びたいなら工具はある程度の品質のものをそろえた方が買い直さなくて済む分経済的です。
結局のところ、キットにしても送信機にしても工具にしても「安いものを買え」と言う人は殆どいない筈です。でもあなたが騙される訳ではないのです。先輩たちはあなたにうまくなって欲しいから、一緒に遊びたいから、そのために早く上達して欲しいから良いものを勧めているのです。

RCは楽器の練習ととても良く似ています。
楽器も安物ではなかなか上達しない。最初から一人でやっても練習方法すら分からない。バンドなどを組んでみんなとやらないと自分がウマいかどうかも良く分らない・・・。
楽器が高価なのは誰でも理解しやすいようです。それに比べたらRCは高いと感じる人が殆どです。なぜでしょう?RCはオモチャという認識が根強いからなのではないでしょうか。確かにオモチャのラジコンも売っています。でもホビーRCはそれとはまったく違います。大人が本気になってやるものなのです。別に子供が本気でやっても良いのですが、たいていの場合お金がついていきません。
逆に言えばRCを趣味にするという事は、堂々と胸を張って人に言える事なのです。分からない人は無視しましょう。